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力晶、1月は22%増収


ニュース 電子 作成日:2009年2月6日_記事番号:T00013214

力晶、1月は22%増収

 
 DRAM域内最大手の力晶半導体(PSC)は、最近のDRAM価格上昇を受け、1月の売上高が前月比22%増の16億300万台湾元(約43億3,000万円)となったと発表した。ただ前年同月比では77.5%のマイナスで、同社は「現在も現金コストを割っている状態が続いており、このまま減産を継続する」と表明した。6日付工商時報が報じた。
 
 力晶では、現金流出を止めるにはDRAM価格が1.5米ドルまで上昇することが必須とみており、65ナノプロセスの比重を上げてコスト抑制に尽力している。ただ、減産は維持するものの、拡大はしない考えだ。
 
 一方で譚仲民同社副総経理は、「減産効果、キマンダの撤退、川下メーカーからの需要増などにより、需給バランスが供給過剰から徐々に回復を見せている」と明るい見通しも語った。
 
 また、メモリモジュール最大手、威剛科技(Aデータ・テクノロジー)の同月売上高は、前月比19%減の6億9,700万元だった。同社によると、減収は主に稼働日数が少なかったことが原因で、DRAMの平均価格は前月比26%上昇、NAND型フラッシュメモリーも23%上昇し、需要も高まっており、今後徐々に好転するとみている。