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看護師がヌード広告、美容整形クリニックが営業停止へ


ニュース 社会 作成日:2009年2月9日_記事番号:T00013221

看護師がヌード広告、美容整形クリニックが営業停止へ

 
 高雄、台南両市でチェーン展開する美容整形クリニック、元和雅診所が、自社広告に女性看護師の全裸写真を使用したとして、台南市衛生局で営業停止処分が検討されている。

 同クリニックが台南市民族路に出した大型看板は、クリニックの看護師4人が「私のスタイルを決めるのは私。あなたも注目の的になれる」と、最新のレーザー脂肪融解を宣伝。看護師は全員上半身裸で、乳房は隠されて見えないものの、かなり人目を引く。

 同クリニックはこのほか、インターネットの自社サイトで「恋人募集」として、看護師3人の全裸に近いヌード写真を多数掲載し、宣伝していた。

 これに対し、看護師の同業組合である台南市護理師護士公会など複数の団体から「看護師のイメージが損なわれた」と抗議が寄せられ、調査に乗り出した台南市衛生局は、医療法に違反する不当広告と判断。医療法では、不当な方法で患者を募った場合、5万~25万台湾元(約14万~68万円)の罰金が課せられるという。

 同クリニックはこれに対し、勤務時間が長く、恋人を作る時間がない看護師のためにネットで恋人を募集しただけで、広告の意図はなかったと説明。ヌードになった看護師はいずれも20代の女性で、自分の美しいスタイルを思い出に残したいと、自ら希望して写真を撮ったという。

 看護師たちは思いがけない処分に驚いており、クリニックが営業許可を取り消された場合の失業を心配しているとか。

 同クリニックはすでに街中のヌード広告とネットサイト上のヌード写真を削除しているが、衛生局は近日中に最終処分を発表する方針だ。