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和泰汽車、値上げを凍結


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年2月9日_記事番号:T00013236

和泰汽車、値上げを凍結

 
 トヨタ自動車の台湾総代理、和泰汽車の張重彦総経理は8日、当初予定していた春節(旧正月)後の販売価格全面値上げを撤回することを明らかにした。貨物税(物品税)の減免措置や消費券発行などによる販売好調を維持したい考えで、今後発売される新型車についてのみ1~2%値上げする計画だ。9日付工商時報が報じた。

 日本の自動車メーカーと技術提携を結ぶ域内各自動車各社では、50%以上の部品を日本から調達しており、日本円の対台湾元レートがこれまでに30%近く上昇したことから急激なコスト増に直面し、今年春節後に1~5%の全面値上げを行うと発表していた。

 和泰の値上げ凍結を受け、裕隆日産汽車とマツダ台湾も、今月末または3月初めまで値上げを見合わせることを決めた。

 一方、台湾ホンダとスズキ系の太子汽車工業では値上げを実施し、域内産のSUV(スポーツ多目的車)やセダンの一部で販売価格を1万~3万台湾元(約2万7,000~8万1,000円)引き上げ、中華汽車工業も3.49トンクラス業務用小型ディーゼルトラック、三菱ふそうの「キャンター(CANTER)」および3.5トン以上のディーゼルトラックを2万~8万元値上げしている。