ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

液晶パネル用偏光板の09年生産額、初のマイナス成長予測


ニュース 電子 作成日:2009年2月9日_記事番号:T00013245

液晶パネル用偏光板の09年生産額、初のマイナス成長予測

 
 市場調査会社、ディスプレイサーチの予測によると、液晶パネル用偏光板の今年の世界市場の生産額は、前年比1%減の57億米ドルとなる見通しだ。マイナス成長予測は、同社が調査を開始して以来初めて。9日付工商時報が報じた。

 ディスプレイサーチによると、今年は出荷面積は増えるが、需要低迷により価格競争の激化が予想され、生産額ベースでは前年割れとなる見込みだ。

 昨年の生産額は前年比2%増の57億5,600万米ドルだった。昨年第3四半期からパネル業界の設備稼働率が大幅に悪化したことを受け、偏光板業界の設備稼働率も同期は50%以下まで落ち込み、第4四半期も約50%となった。

 昨年第3四半期の出荷面積ベースの世界シェアは、首位が日東電工で前期比3ポイント下落の28%。2位は韓国・LG化学の25%で、奇美電子(CMO)や中華映管(CPT)向けに出荷を開始したことで、前期比では4.6ポイント上昇となった。3位は住友化学の20%だった。