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ハンスター第5世代ライン、稼働率が30%に低下


ニュース 電子 作成日:2009年2月9日_記事番号:T00013246

ハンスター第5世代ライン、稼働率が30%に低下

 
 液晶パネル大手、瀚宇彩晶(ハンスター)は第5世代ラインの生産能力利用率が先月、過去最低の30%に低下したことを明らかにした。同社では、昨年から続く景気低迷に加え、ローシーズンや春節(旧正月)休暇の影響としている。8日付工商時報が報じた。

 パネル業界全体の生産能力利用率も現在、60%以下に落ち込む中、ハンスターが主力とする17インチワイドや19インチのモニター用パネルはコスト割れが続き、特に厳しい状況だ。同社は赤字拡大を回避するため、今月、モニター用パネルを2~3米ドル値上げした。

 同社はまた、利益率向上を狙い、第5世代ラインにおける低価格ノートパソコン(ネットブック)やデジタルフォトフレーム向けなどの8~10インチ中型パネルの生産を、ガラス基板投入数ベースで全体の50%を超える5万枚以上に増やした。さらに今月から全地球測位システム(GPS)向け4.3インチの小型パネルを生産、モバイル・インターネット・デバイス(MID)や携帯電話向けパネルの生産も計画している。