友達光電（ＡＵＯ）がＣＩＧＳ（銅・インジウム・ガリウム・セレン）系薄膜太陽電池の生産に参入する可能性が浮上する中、同社は系列の液晶パネル関連設備メーカー、均豪精密工業（ギャラント・プレシジョン・マシニング、ＧＰＭ）と太陽電池事業への参入で提携を検討しているもようだ。10日付経済日報が伝えた。
ＡＵＯは昨年末に太陽電池事業の検討部門を設置し、ＣＩＧＳ、アモルファスシリコン、微結晶シリコンなどのうちどの技術を採用するか検討を進めている。設備業者との提携に関しては「下半期にならないと具体化しない」と説明している。ＡＵＯは台中工場に実験生産ラインを設置し、投資計画の具体化を急いでいる。
一方、均豪は昨年８月に初めてシリコン系太陽電池向け全自動のフル生産ラインを発表し、昨年末までに出荷を開始するなど、太陽電池関連の設備生産を強化している。同社は今後、ＣＩＧＳ、アモルファスシリコン技術による太陽電池生産設備にも順次参入する。
