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中鋼の1月売上高、過去6年で最低


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年2月10日_記事番号:T00013272

中鋼の1月売上高、過去6年で最低

 
 中国鋼鉄(CSC)が9日発表した1月の売上高は、前年同月比48.66%減の102億8,700万台湾元(約280億円)で、2003年1月以来過去6年で最低となった。10日付経済日報が伝えた。

 中鋼主管は減収の原因について、第1四半期の鉄鋼価格が22.56%下落し1トン当たりの平均単価が2万5,000元となったこと、および春節(旧正月)で稼動日が少なかったため川下メーカーで在庫消化が進まなかったことを挙げた。

 証券会社は、同社が3月に在庫の評価損を再び計上する必要があるため、第1四半期の黒字転換は困難だとの見通しを示した。

 中鋼は第1四半期が台湾の鉄鋼景気の底だとした上で、今後は国際価格が第2四半期に底を迎え、原料の鉄鉱砂の契約価格も40%下落するとみられるため、コスト低減により徐々に利益の向上が期待できるとした。