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「三高」サラリーパーソン、リストラで起業ブーム【図】


ニュース 社会 作成日:2009年2月11日_記事番号:T00013283

「三高」サラリーパーソン、リストラで起業ブーム【図】

 
 不景気で失業や無給休暇が増える中、起業を考えるサラリーパーソンが増えている。起業サイトの1111創業加盟網によると、サラリーパーソンの実に8割が起業願望を持ち、「年齢」「学歴」「収入」の3つが高い「三高」族で特にその傾向が顕著になっている。
 
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 台湾連鎖加盟促進協会の統計によると、起業願望のある人の53%がサラリーパーソンで、学歴別では68%が専科学校(短大に相当)卒業以上だ。

 年齢別では、▽21~30歳、24%▽31~40歳、38%▽41~50歳、23%▽51歳以上、5%──と全体の66%を31歳以上が占める。なかでも41歳以上の増加が顕著で、08年の16%(8,000人)から28%(1万4,000人)と急増し、過去最高となっている。

 一般に40代以上のサラリーパーソンの起業は、不景気で失業し、やむを得ずというケースが多いが、職場でも中堅以上になるこの年齢層は、人脈やある程度の資金もあることから、起業に対して積極的とみられる。

 起業サイト、104創業網の調査によると、「起業を考えており、1年以内に起業する計画がある」人は23.3%で、そのうち民国40年代(1951~60年)生まれが53.2%、民国50年代生まれは40.2%と、ほかの年齢層に比べて圧倒的に多かった。

 起業の業種は、資金40万~80万台湾元(約106万~213万円)で手軽に始めることができる朝食店やドリンク店、複合式飲食店などが人気だ。

 フランチャイズチェーンへの加盟を考える人も増加しており、来る13~16日に世界貿易センター1号館で開催されるフランチャイズの展示会、第10回台北連鎖加盟大展(主催:台湾連鎖加盟促進協会)は、かなりの盛況が予想されている。

 今回は同展始まって以来最多となる150社以上が450ブースを出展する予定で、6,000組以上のフランチャイジー(加盟者、加盟店)が生まれ、3万人の雇用機会が創出される見通しだ。