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企業の資金調達理由、債務償還が最多に


ニュース その他分野 作成日:2009年2月11日_記事番号:T00013288

企業の資金調達理由、債務償還が最多に

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は10日、上場企業による2008年の資金調達統計を発表し、債務償還を目的とした資金調達が全体の35.23%を占め、設備拡張(31.45%)、運転資金の拡充(24.52%)を上回った。債務償還が資金調達目的でトップになるのは近年で初めて。11日付工商時報が伝えた。
 
 上場企業の昨年の公開市場における資金調達金額は前年比5.3%減の3,024億台湾元(約8,035億円)で、前年に比べ168億元減少した。件数ベースでは同43%減だった。割当増資など私募による資金調達も同61%減の1,317億元にとどまった。同統計には台湾電力など非上場企業による大型増資は含まれていない。
 
 業種別では、電子業の資金調達規模が前年の1,808億元から889億元へと大きく落ち込んだ。
 
 金管会証券期貨局は「昨年は株式市場が低迷した上、金利が低下した機会を利用し、企業が新たな起債で累積債務を返済した」と分析した。