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呉淑珍夫人が出廷、起訴事実を一部認める


ニュース 政治 作成日:2009年2月11日_記事番号:T00013289

呉淑珍夫人が出廷、起訴事実を一部認める

 
 陳水扁前総統ファミリーによるマネーロンダリング(資金洗浄)事件の裁判で、前総統夫人の呉淑珍被告が10日、台北地裁に出廷し、罪状認否で起訴事実の一部を認めた。11日付自由時報などが伝えた。
 
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呉被告の出廷は実に787日ぶりで大きな注目を浴びた。閉廷後、事件に関して社会に謝罪する短い声明を発表した(10日=中央社)
 
 呉被告は収賄に関しては否認したものの、他人名義の領収書で国務機密費を流用した文書偽造罪、南港展覧館建設工事の入札に絡む220万米ドルを資金洗浄目的で海外に送金したことなどを認めた。また、新竹科学工業園区龍潭園区の用地買収に絡む辜成允氏からの2億台湾元(約5億3,000万円)の政治献金についても海外に送金したことを認めた。

 収賄に関しては、「私的には流用していない」などとして起訴事実を否認した。

 呉被告は長男の陳致中被告の付き添いで出廷し、健康上の理由で17回も出廷拒否したことを謝罪し、「体調が許せば、必ず出廷する」と述べた。

 2時間半の審理を終えた呉被告は記者団に対し、事件で無関係の友人や関係者に迷惑をかけたことを謝罪した上で、今後検察による捜査にも協力する姿勢を明らかにした。次回公判は呉被告の体調にも考慮し、3月3日に開かれることになった。