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金融持ち株会社、1月は全社黒字【図】


ニュース 金融 作成日:2009年2月11日_記事番号:T00013295

金融持ち株会社、1月は全社黒字【図】

 
 上場・店頭公開している金融持ち株会社の1月純利益は、今年から損益の自社見積もり公表を中止した日盛金融控股以外の13社すべてで黒字となった。また第一金融控股、華南金融控股、玉山金融控股以外の10社で、1株当たりの利益(EPS)が前年同月比で増加した。昨年1月は同13社のうち7社が赤字に陥っていた。11日付工商時報が報じた。
 
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 13社のうち今年1月の利益が最も多かったのは国泰金融控股で、純利益19億900万台湾元(約51億円)、EPS0.2元だった。EPSが次いで高かったのは中国信託金融控股と新光金融控股で、ともに0.14元だった。

 昨年台湾の金融機関は、台湾元の米ドルレート上昇および米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題の影響を受けて業績が低迷した。しかし最近の台湾元安傾向や、昨年末に減損処理を終え利益への圧迫が弱まったことが、業績回復の要因となったようだ。

 昨年1月の赤字から今年黒字転換を果たしたのは、▽国泰金▽国票金融控股▽元大金融控股▽中華開発金融控股▽永豊金融控股▽新光金▽兆豊金融控股──の7社。また、日盛金も昨年は赤字だった。