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アパレルの聚陽、「今年は出荷7%減」


ニュース その他製造 作成日:2009年2月11日_記事番号:T00013296

アパレルの聚陽、「今年は出荷7%減」

 
 アパレル大手、聚陽実業(マカロット・インダストリアル)の周理平董事長は10日、「今年は依然景気が良くない」と語り、カンボジア、フィリピン、中国での生産能力を5~10%縮小し、通年の出荷量は前年比7%減となるとの見通しを示した。証券会社では、同社の売上高は今年、前年比10%減の約110億~120億台湾元(約292億~319億円)と予測している。11日付経済日報が報じた。
 
 ただ、同社は今年、売上高は後退するものの、利益は増加すると見込んでいる。その根拠として、中国が紡織品に対する輸出増値税の還付率を引き上げたことや、欧米各国が輸入割当制限を撤廃したこと、アジア各国の通貨が下落していること、および原料価格の反発などを挙げた。
 
 同社は昨年、税引前利益が過去最低の4億3,000万元となり、純利益は3億2,000万元にとどまった。工場の合併や縮小に伴う固定資産の減損1億5,000万元を計上したことが利益を大きく圧迫した。