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東芝、力成科技の株式54%を売却


ニュース 電子 作成日:2009年2月11日_記事番号:T00013307

東芝、力成科技の株式54%を売却

 
 東芝の全額出資子会社、台湾東芝先進半導体は10日、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)業者の力成科技(パワーテック・テクノロジー)に対する持ち株54.5%を売却すると発表した。東芝側は資金確保を株式売却の理由に挙げている。11日付経済日報が伝えた。

 東芝は力成科技の戦略提携先で、市場関係者は今回の株式売却により、両社の提携関係に何らかの変化が生じるのではないかとの観測が高まっている。

 東芝は台湾で力成科技のほか、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)、鑫創科技(ソリッド・ステート・システム)との関係が密接で、それぞれ16%、12.5%を出資している。両社の株式は今回の売却対象には含まれていない。

 東芝は力成科技の同日終値を基準とすると、株式売却で1億9,500万台湾元(約5億2,000万円)を調達したことになる。しかし、市場では売却収入が東芝側の財務状況改善に大きなインパクトを与えるほどの規模ではないことなどから、売却動機は別にあるのではないかとの憶測を呼んでいる。

 力成科技は今回の株式売却後も東芝との協力関係に変化はないと説明している。