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国家発展基金、戦略技術導入に2千億元


ニュース その他分野 作成日:2009年2月12日_記事番号:T00013318

国家発展基金、戦略技術導入に2千億元

 
 邱正雄・行政院副院長は11日、行政院国家発展基金が戦略産業の重要技術導入に2,000億台湾元(約5,300億円)を拠出することを明らかにした。景気低迷期に技術導入に投資して、景気回復期に一気に企業競争力を高めるのが狙いだ。12日付経済日報が伝えた。

 邱副院長は「DRAM業界再編が最初の適用ケースになる」との認識を示した。行政院は当初、外貨準備を活用した政府系ファンドの設立を計画していたが、その後の検討で、国家発展基金に技術投資の役割を担わせることを決めた。

 これに先立ち、国家発展基金の資金規模を現在の2,000億元から1兆元に拡大する方針だ。このうち1,000億元の財源を台湾銀行から確保した。資金規模の拡大は需要を見極めながら段階的に進める。

 邱副院長は「資金源は大きな問題ではない。将来必要であれば、国家発展基金は資金調達方法を考え、戦略産業への投資を強化する」と述べた。台湾銀行、郵便貯金などが資金調達先として候補に挙がっている。