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鉄鋼・金属
作成日：2009年2月12日_記事番号：T00013332
大成鋼、１月は５カ月ぶり黒字転換
ステンレス大手、大成不銹鋼工業の１月業績は、在庫消化のための値下げで本業では損失を出したものの、為替差益5,000万台湾元の計上で税引前利益が2,085万元（約5,500万円）となり、2008年８月以来５カ月ぶりに黒字転換を果たした。連結売上高は前月比17.09％増、前年同月比21.85％減の19億3,200万元だった。12日付工商時報が報じた。
同社は１月、大きく下落した12月のニッケル価格を基準に３～４割の値下げを行ったため、米国での販売量が前月の8,000トンの２倍近い１万5,600トンまで伸び、売上高は前月比54.28％増の5,400万米ドルとなった。
２月の業績については、引き続き仕入れ時の原料が高価格だった在庫の消化を行うため、大きな成長はないとしている。値上げは３月までなく、ニッケル価格が現在の水準を保てば第２四半期以降は黒字を確保するとの見通しを示した。
