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力晶、日経の統合報道を否定


ニュース 電子 作成日:2009年2月12日_記事番号:T00013343

力晶、日経の統合報道を否定

 
 力晶半導体(PSC)の譚仲民副総経理は11日、同日付の日本経済新聞による「エルピーダメモリが(力晶を含む)台湾の半導体メーカー3社と経営統合することで大筋合意」という報道を否定した。中央広播電台電子版が同日伝えた。

 11日付の日経新聞は1面トップで「(エルピーダは)既に提携している世界7位の力晶、力晶とエルピーダの合弁会社である瑞晶電子(レックス・チップ・エレクトロニクス)、8位の茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)と経営統合を視野に入れた交渉を進めており、台湾を訪問中のエルピーダの坂本幸雄社長が11日、台湾当局や交渉中の半導体メーカーと大筋合意する見通し」と報じた。

 これについて譚副総経理は11日、中央広播電台の取材に対し「紙面には誰の発言か書いておらず、まるで小説のようだ」とし指摘した上で、「エルピーダの言っていることは希望であって、実際の状況とは隔たりがある。政府が技術移転を求めていることなど、細部の多くで合意に達しておらず、新たな進展は今のところない」と述べ、報道内容を否定した。

 エルピーダは昨年末にプロモスと連名で統合計画を経済部に提出したが、承認されず追加資料の提出を求められた。これについて譚副総経理は「明らかなのは、エルピーダはまだ追加資料を提出していないということだ」と語った。