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長栄海運、4月に欧州航路35%値上げ【表】


ニュース 運輸 作成日:2009年2月13日_記事番号:T00013358

長栄海運、4月に欧州航路35%値上げ【表】

 
 長栄海運(エバーグリーン・マリン)は12日、市況を見極めた上で4月1日にもアジア~欧州航路のコンテナ運賃を1TEU(20フィートコンテナ換算)当たり300米ドル(35%)値上げし、1,100米ドル以上として損益均衡ラインを確保する方針を明らかにした。13日付経済日報が伝えた。
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 アジア~欧州航路の運賃は、昨年第1~第2四半期には1TEU当たり約2,000米ドルだったが、金融危機に端を発した世界不況で貨物の取扱量が激減し、現在は海運各社が赤字を強いられる水準の850米ドル程度まで下落している。長栄海運によると、コンテナが供給過剰となっているため、海運各社が路線の統廃合などで取扱量を週42万TEUから24%減の週32万TEUまで縮小させ、この動きはさらに進んでいるという。

 同社はまた、状況が許せば今年6月、8月にも300米ドルずつ値上げし、昨年第1四半期の水準まで回復させたいとの考えを示した。

 王龍雄同社董事長は、今年の海運景気は需要の低迷で昨年より厳しいとの認識を示し、今年は損益均衡の達成に取り組むと語った。