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ハンスターの中小型パネル比率、8割に引き上げへ


ニュース 電子 作成日:2009年2月13日_記事番号:T00013375

ハンスターの中小型パネル比率、8割に引き上げへ

 
 中堅液晶パネルメーカー、瀚宇彩晶(ハンスター)は、パネル需要の回復が依然見込めないとみて、今年は利益が出にくい大型パネルの生産比率を下げ、中小型パネルの生産比率を全体の80%まで引き上げる計画だ。13日付工商時報が報じた。
 
 ハンスターは、携帯電話、全地球測位システム(GPS)、低価格ノートパソコン(ネットブック)を含むノートPC向けに、3.2~17.3インチの中小型パネルを生産する考えだ。一方大型パネルは、25、28インチは自社ブランドのハンスG製品向けを中心とし、17インチワイド、19インチのモニター向けパネルは既存顧客に供給を続けるが、新規顧客の開拓は行わない。
 
 同社の昨年第4四半期の売上高は前期比63%減の55億9,100万台湾元(約148億円)で、粗利益率はマイナス68%、純損失は78億5,300万元に上った。通年の損失額は62億7,300万元だった。今年第1四半期のモニター向けパネルは、出荷量が15~20%減、平均販売価格は微成長と予測している。