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1ドル36.5台湾元へ、年末にかけ下落=モルガンスタンレー


ニュース 金融 作成日:2009年2月16日_記事番号:T00013392

1ドル36.5台湾元へ、年末にかけ下落=モルガンスタンレー

 
 台湾元の今年の動向についてモルガンスタンレー証券は13日、年末までに1米ドル=36.5元(約98.4円)の水準に向けて下落していくという見通しを明らかにした。現在は1米ドル=約34元で、さらに7%の下落余地があることになる。また、今年の台湾元の対米ドルの高値は現在の34元、安値は40元になるという予測だ。1米ドル=40元まで下落すれば、現在からの下落幅は18%となる。14日付工商時報が報じた。

 1米ドル=36.5元という数値は、同社が先日発表した、マイナス6%という今年の台湾の経済成長率見通しに基づいている。台湾の経済成長率に輸出が占める割合は70%に達しており、輸出の深刻な不振が続き、政策当局が企業の競争力確保のため、台湾元下落を黙認するという見方だ。

 こうした見通しの下、同社は▽台湾積体電路製造(TSMC)▽凌陽科技(サンプラス・テクノロジー)▽瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)▽仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)▽鴻準精密工業(フォックスコン・テクノロジー)▽欣興(ユニマイクロン)──など、「輸出コンセプト銘柄」への投資を推奨している。