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福建省副省長、ナフサプラント誘致で訪台


ニュース 石油・化学 作成日:2009年2月16日_記事番号:T00013398

福建省副省長、ナフサプラント誘致で訪台

 
 台湾でナフサ分解プラントの新規建設が環境問題から危ぶまれる中、中国福建省の葉双瑜副省長が23日から台湾を訪問する。台湾企業に同省泉州市の泉港区石油化学専用区への投資を促すことが目的だ。16日付経済日報が伝えた。

 台湾では第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区、通称五軽)の移転期限が2015年に迫る上、台湾での新規プラント建設が厳しい環境影響評価などで困難になっているため、中国へのプラント建設構想が表面化している。

 長春石油化学、李長栄化学工業、和桐化学、国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)などは、中国に合弁でエチレン年産100万トン規模のナフサ分解プラントの建設を検討している。実現すれば、川下の石化プラントまで含めた総投資額が1,500億台湾元(約4,050億円)に達する見通しだ。

 葉副省長は23日に台湾区石油化学工業同業公会を訪問し、泉港区石油化学専用区での台湾企業専門区の設置構想を話し合うほか、同公会は福建省福州市への代表事務所設置が認められるよう働き掛けることにしている。