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中華映管と奇美電、組織再編で不景気に対抗【図】


ニュース 電子 作成日:2009年2月16日_記事番号:T00013403

中華映管と奇美電、組織再編で不景気に対抗【図】

 
 液晶パネル大手の中華映管(CPT)と奇美電子(CMO)では、昨年第4四半期の大幅な赤字を受け、組織の改編に取り組んでいるもようだ。15日付工商時報が報じた。
 
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 中華映管は近く、IT(情報技術)製品用、テレビ用、中小型パネルの3部門編成だったTFT事業部を、ディスプレイ用、ノートパソコン(ノートPC)用、中小型パネルという生産ライン別の3部門に再編成することを決めた。

 同社は昨年からの戦略転換で、テレビ向けパネル業務を縮小、第4世代および第4.5世代工場で中小型パネルを生産、第6世代工場では主にモニター向けやノートPC向けパネルを生産している。今回の組織再編では、こうした実情を基に経営効率を向上させるほか、責任の所在を明確にする意図もあるようだ。

 また、昨年末の大規模な人員削減と同時に、テレビ向け、モニター向け、ノートPC向け、中小型パネルという生産ライン別4事業群に組織を再編した奇美電でも、3月から、科学技術、経営、事務管理、営業に関わる業務をそれぞれ一本化し、経営改善委員会を設立して、コスト削減に努める計画だ。