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作成日:2009年2月16日_記事番号:T00013404
中国製ノーブランド携帯、台湾市場に浸透始まる
米アップルの「iPhone」、韓国サムスン電子の「OMNIA」などタッチパネルを搭載した人気携帯電話端末に劣らぬ機能を備えた中国製のノーブランド携帯が、徐々に台湾市場への浸透を開始した。
「山寨機」と呼ばれるノーブランド携帯の魅力は何よりも安さだ。中国では既に大手メーカーの脅威となって久しい。品質面でも制御チップに台湾系IC設計大手の聯発科技(メディアテック)の製品を作用したものが多く、多機能でブランド携帯に劣らぬ評価を受けている。
14日付中国時報によれば、台湾ではインターネット販売、テレビショッピング、夜市(ナイトマーケット)などでノーブランド携帯を見かけるようになった。販売業者によると、iPhoneは価格が最低2万5,000台湾元(約6万7,000円)からだが、同じ性能でデザインが酷似したノーブランド携帯なら価格はわずか4,500元、ノキアのタッチパネル音楽携帯「5800」は価格が1万5,000元前後だが、ノーブランド携帯なら5,000元ほどだ。
とはいえ、業者によるとノーブランド携帯の故障率は4~5%に達するという。このため、一部業者は半年500元、1年1,000元で保証サービスを行っている。