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円高で日本回避、台湾電子メーカー受注で優位


ニュース 電子 作成日:2009年2月16日_記事番号:T00013406

円高で日本回避、台湾電子メーカー受注で優位

 
 大幅な円高を避け、日本の部品メーカーから台湾メーカーに受注をシフトする動きが表面化しており、コネクター、携帯電話端末のキーパッド、発光ダイオード(LED)、水晶振動子、デジタルカメラなどの受託生産を行う企業が恩恵を受けている。16日付経済日報が伝えた。

 コネクターを生産する正イ精密工業(フォックスリンク、イは山の下に威)は、米アップルからの受注が増加。禾昌興業(ピートゥー・インダストリアル)も韓国企業から液晶テレビ用コネクターを受注したほか、ソニー、シャープからの品質認証を取得し、日韓の主要メーカーからの受注を確保した。

 発光ダイオードの晶元光電(エピスター)は日本企業以外からの受注が増加した。また、携帯電話端末のキーパッドを生産するシリテック・テクノロジーはノキアの受注シフトで恩恵を受けている。維熹科技(ウェルシン・テクノロジー)はLG電子からの長期契約を獲得した。

 特に韓国企業はウォン下落で日本からの部品調達コストが大きく上昇しているため、台湾メーカーの部品を採用する動きを加速している。円高は台湾の部品メーカーがシェアを拡大する好機と言えそうだ。