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メディアテック、2月も出荷好調


ニュース 電子 作成日:2009年2月16日_記事番号:T00013407

メディアテック、2月も出荷好調

 
 1月は稼働日が22日しかなかったものの、携帯電話用チップ出荷量が2,000万個と昨年12月に比べ10%以上増加した聯発科技(メディアテック)は、中国のノーブランド携帯電話端末(通称・山寨機)や携帯電話ブランドメーカーの積極的な在庫補充により2月も引き続き好調だ。需要がこのまま続けば、2月の同社の携帯チップ出荷量は2,500万~3,000万個となるとみられる。16日付工商時報が報じた。

 3月も見通しは良さそうで、同社の第1四半期出荷量は市場予測を上回り、前期の6,000万個を超える可能性もあるとみられる。現在、台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)はメディアテック向けのウエハー投入枚数が1,000枚を超えており、日月光半導体(ASE)や矽品精密工業(SPIL)、全懋精密科技(PPT)などにも恩恵をもたらす見込みだ。

 メディアテック好調の最大の要因は、中国政府が実施する農村への家電普及を目指す「家電下郷」プロジェクトによる需要増だ。観測によると最近、聯想集団(レノボ)、天宇朗通(K-タッチ)、中興通訊(ZTE)、華為技術など中国の携帯電話メーカーで在庫水位が低下し、相次いでメディアテックへの追加発注を行っているという。