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第2次金融改革の銀行再編、劉行政院長が継続に前向き


ニュース 金融 作成日:2009年2月18日_記事番号:T00013448

第2次金融改革の銀行再編、劉行政院長が継続に前向き

 
 劉兆玄行政院長は17日、政権交代で進展が止まった第2次金融改革について、「なすべきことは成し遂げなければならない。合併再編の方向性は変わらない」と述べ、金融機関の再編を継続する方針を明確に示した。18日付経済日報が伝えた。

 劉行政院長は同日、政府による出資先企業の管理状況について、財政部から報告を受けた席上、「政府系銀行が進んで合併再編に乗り出すべきで、案件ごとに改革を進める」と述べたという。

 第2次金融改革は民進党政権期に汚職の温床となったとされることから、その先行きが危ぶまれていた。行政院が第2次金融改革検討報告を提出して以来、行政院長が再編継続の意向を明確に打ち出したのは今回が初めて。

 行政院はこのほか、歳入不足を補うため、政府機関が経営権を握る事業に対する管理強化に努めていく方針を固めた。現在、財政部が直接出資する企業は18社、間接出資する企業は37社あり、直接出資企業のうち13社では政府系株主が経営権を掌握している。