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作成日:2009年2月18日_記事番号:T00013454
光泉ロングライフ乳で食中毒か、全面回収へ
彰化県渓洲郷の渓洲国民小学で16日、児童、教師ら13人が発熱、嘔吐(おうと)など食中毒の症状を訴えた。行政院衛生署は児童らが飲んだ光泉牧場(KCデイリー)製のロングライフ牛乳(商品名・光泉全脂保久乳)が原因とみて、同社に製品の全面回収を求めるとともに、消費者に注意を呼び掛けた。18日付中国時報などが伝えた。
衛生署は光泉牧場嘉義工場の操業停止と生産ラインの検査を命じた。また、中毒症状を訴えた児童、教師らが飲んだ製品と同じ消費期限、ロット番号のロングライフ牛乳の回収を命じた。回収対象は消費期限が9月1日でロット番号が「CG1310」「CH1311」、消費期限が9月5日でロット番号が「CI0902」の製品。いずれも昨年12月5日に生産されたものだった。
児童らは牛乳を飲んだ際、教師に「酸っぱい」などと話していた。中毒症状を訴えた児童は病院で手当を受けた。原因となった細菌は培養検査で一両日中に明らかになる見通しだ。
光泉牧場側は「瞬間的な停電で殺菌力に影響が出たことが原因ではないか」と話している。同社は問題がある63ケース(24本入り)のうち、消費されていなかった33ケースをすべて回収したと説明している。