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原油調達コスト、台湾元下落で上昇


ニュース 石油・化学 作成日:2009年2月18日_記事番号:T00013455

原油調達コスト、台湾元下落で上昇

 
 台湾元の対米ドルレートが今月に入って2.7%下落していることについて台湾中油は、原油調達コストが上昇するため、変動価格制にのっとって域内販売価格に適宜反映させる方針だ。18日付工商時報が報じた。

 林茂文同社副総経理によると、中油が1年間に調達する原油は1億9,000万バレルで、台湾元が1米ドルに対し1元下落すれば調達コストは年間70億~80億米ドル上昇する。月間の上昇コストは10億~15億台湾元(約26億7,000万~40億円)で、この場合、ガソリン・ディーゼル油価格を1リットル当たり0.4~0.5元引き上げる考えだ。 

 台湾元下落による原油調達コスト上昇を石油製品価格に反映させる方針は、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)も同様に表明している。