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中鋼が平均14%値下げ、1月分から適用【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年2月18日_記事番号:T00013456

中鋼が平均14%値下げ、1月分から適用【表】

 
 中国鋼鉄(CSC)は17日、平均14%の値下げとなる4~5月の域内オファー価格を発表した。新価格は1月以降の受注にさかのぼって適用するため、第1四半期は30億~40億台湾元(約80億~107億元)の減収を予測している。18日付経済日報が伝えた。
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 製品別の新価格と値下げ幅は1トン当たり、▽熱延製品、1万7,000元(マイナス3,000元)▽冷延製品、1万9,600元(マイナス2,961元)▽棒線、2万400元(マイナス3,500元)▽電気亜鉛めっきコイル、2万1,500元(マイナス4,000元)▽溶融亜鉛めっきコイル、2万4,800元(マイナス2,869元)▽電磁コイル、2万1,100元(マイナス4,500元)▽鋼板、2万4,700元(マイナス4,166元)──。

 鍾楽民執行副総経理は、「川下メーカーの輸出受注を促し、在庫消化を加速させることが目的」と述べ、減産との相乗効果で、需給バランスを改善させたいと狙いを示した。同社は1月にも平均22.56%の値下げを行っている。

 外資系証券会社は今回の値下げについて、需要が大幅に低迷しているためと分析した。また、価格改定を四半期ごとから2カ月ごとに初めて短縮したため、市況次第では6月から値上げする可能性もあり、今回の値下げの効果は限定的だと指摘した。