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シャープ、サンポへの液晶TV委託を縮小


ニュース 家電 作成日:2009年2月18日_記事番号:T00013460

シャープ、サンポへの液晶TV委託を縮小

 
 シャープは、世界的な不景気に対抗し、生産コスト低減とシェア拡大を図るため、2月から声宝(サンポ)との戦略提携を縮小している。これまでサンポに委託していた32、37インチ型の液晶テレビ「アクオス」A33シリーズをマレーシア工場での生産に切り替え、サンポは今後、デジタル放送用セットトップボックス(STB)および46、52インチ型ハイビジョンテレビの生産に注力する。18日付工商時報が報じた。

 また、シャープがサンポと合弁で台湾に設立した夏宝公司では、シャープの液晶テレビを日本から輸入して販売しているが、劉坤旺同社総経理は、「円高で輸入コストの上昇圧力が高まっているが、このたび発売するアクオス32型は2万9,900台湾元(約8万円)、37型は3万9,900元を維持して値上げはしない」と表明した。

 劉総経理によると、シャープの液晶テレビの台湾市場での販売台数は32、37型で月に約1,000台だ。46、52型でも、フルハイビジョン(フルHD)テレビを旧型機種より1万~2万元値引きして販売しており、サンポが生産を受託している機種を合わせて月に約1,000台を売り上げている。