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奇美電、璨円光電の董事2席を引き揚げ


ニュース 電子 作成日:2009年2月18日_記事番号:T00013463

奇美電、璨円光電の董事2席を引き揚げ


 奇美電子(CMO)から発光ダイオード(LED)エピタキシャルウエハーメーカーの璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)に派遣されていた董事2人が17日、辞任を表明した。奇美電は、「LED市場での展開方針を転換し、傘下の奇力光電科技(チーメイ・ライティング・テクノロジー)の発展に注力する」と表明している。ただ董事2席を引き揚げた後も、璨円への出資は継続する考えだ。18日付経済日報が報じた。

 奇美電は4年前、新興のLED産業でリソースを統合して成長を図るため、璨円に出資を行った。しかし、2社の思惑が完全に一致することはなく、共同開発が順調に進んだとは言えなかった。このため、奇美電は2006年、奇力光電に出資して璨円とは距離を置くようになっていた。

 璨円光電の傅珍珍スポークスパーソンによると、奇美電による董事引き揚げを受けて、昨年末に実施した第三者割当増資に応じ現在持ち株比率7.13%を占める、大同集団傘下の尚志半導体から新たな董事が派遣される見込みだ。