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台北港が供用開始、東アジアのハブ港湾目指す


ニュース 運輸 作成日:2009年2月19日_記事番号:T00013476

台北港が供用開始、東アジアのハブ港湾目指す

 
 長栄海運(エバーグリーン・マリン)と万海航運(ワンハイラインズ)、陽明海運(ヤンミンライン)3社が合弁でコンテナ物流センターを運営・管理する台北港(台北県八里郷、総面積3,000ヘクタール)が18日、供用を開始した。今年は埠頭(ふとう)2基で貨物取扱量は75万TEU(20フィートコンテナ換算)、売上高10数億台湾元(1元=約2.7円)を見込む。来年には黒字転換し、東アジアのハブ港湾となることを目指していく。19日付経済日報が伝えた。

 建設総額203億元の台北港は、5年前に着工し、2014年には埠頭7基がすべて完成する予定だ。7基の供用で年間貨物取扱量は400万TEU、生産額は400億元を見込んでいる。

 同港は水深15~16メートルで、1万TEU以上のコンテナ船が停泊できるため、基隆港に停泊できない大型船舶も利用が可能となる。さらに、台北市内まで車で30分と近く、これまで高雄港などへの陸路輸送にかかっていたコスト削減が期待できる。

 このため、基隆、台中、高雄の3港では計70万TEUの貨物が減少、陸路輸送を手掛けていた運送会社も合わせて1,000社以上の関連企業が影響を受ける見通しだ。