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《−3%の衝撃》公定歩合が過去最低に、マイナス成長予測で緊急利下げ【図】


ニュース 金融 作成日:2009年2月19日_記事番号:T00013493

《−3%の衝撃》公定歩合が過去最低に、マイナス成長予測で緊急利下げ【図】

 
 中央銀行はきょう19日から、公定歩合を0.25ポイント引き下げ、過去最低の年利1.25%とした。行政院主計処が18日、今年の経済成長率の予測値をマイナス2.97%に引き下げたことを受けてのもの。公定歩合の引き下げは昨年9月以降7度目で、その間の下げ幅は2.375ポイントに達した。19日付経済日報が報じた。
 
 利下げを決めた中銀理事会は、今回の世界的な景気低迷を「第2次世界大戦終結以来の厳しい状況」と表現した。米国がゼロ金利政策を採用し、日本や香港、シンガポールも極めて低い金利となっているなか、彭淮南中銀総裁は「台湾はゼロ金利にはしない」と発言、物価上昇を考慮した実質金利は約1.7%だと指摘した。
 
T000134931

 
 中銀は19日から、担保付融資貸出利率も1.875%から1.625%へ、短期融通貸出利率も3.75%から3.50%に引き下げた。市中銀行の定期預金金利(1年物)は0.15~0.20ポイント下がり、年利0.8%になると予測されている。