ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

借金で逃亡生活10年、80年代の大スターが芸能界復帰?


ニュース 社会 作成日:2009年2月20日_記事番号:T00013502

借金で逃亡生活10年、80年代の大スターが芸能界復帰?

 
 台湾にまだケーブルテレビが普及していなかった1980年代、ショーの司会で一斉を風靡(ふうび)したのが、豬哥亮(本名、謝新達)さんだった。芸名の豬哥亮は、三国志の英雄「諸葛亮」と中国語の発音が同じ。おかっぱ頭のヘアスタイルがトレードマークだった。

 彼が司会するバラエティショー「豬哥亮歌庁秀」は、個性的なキャラクターと絶妙なトークで人気が爆発。台湾で知らない者はいない大スターとなり、絶頂期には、ショーの出演料とビデオの販売収入を合わせた月収が6,000万台湾元(約1億6,000万円)を超えたという。

 しかし、賭け事が好きだった彼は5億元ともいわれる巨額の借金を抱え、95年に表舞台から姿を消した。97年に一時復帰したものの、99年から再び行方不明に。彼の娘で有名な台湾語歌手、謝金燕さんは、かつてトーク番組で父親について語り、涙ぐんだこともあった。

 その豬哥亮さんがこのほど、10年ぶりにメディアの前に姿を現した。18日台湾南部のある村で彼を探し当てた蘋果日報の記者によると、ヘアスタイルはオールバックで、顔色も良く、さっそうとしたナイスミドルだったという。豬哥亮さんは記者に対して「哀れなものさ、まだ逃亡中だ」と答え、「もういじめないでくれよ」と車で立ち去ったとか。

 豬哥亮さんに近い友人によると、現在は家庭を持ち平穏に暮らしており、好きだった酒やタバコ、ビンロウもやめている。ユーモアのあるところは昔と変わっていないが、既に引退した身で62歳の彼には、芸能界に戻る考えはないらしい。

 しかし、かつての大スターの復帰を期待する声は多く、民放局はいい番組があれば大歓迎だという。