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豚肉の卸売価格、口蹄疫発生で6%下落


ニュース 農林水産 作成日:2009年2月20日_記事番号:T00013505

豚肉の卸売価格、口蹄疫発生で6%下落

 
 雲林県と彰化県の養豚場で家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫に感染した豚677匹が殺処分されたことを受けて、19日の豚肉の卸売価格は100キログラム当たり5,725台湾元(約1万5,600円)と前日より6%下落し、この1年で最低となった。行政院農業委員会はきょう20日から、値崩れを防ぐため、豚肉供給量を5%減らす価格安定措置を実施する。20日付蘋果日報が報じた。

 養豚協会の潘連周理事長は、台湾全土の養豚場の損失額は19日だけで1,600万元以上に上ると見積もっている。豚肉販売業者からは、消費者の購入意欲が前日と比べて半減したとの声が上がった。

 衛生署動植物防疫検疫局は、口蹄疫に感染した豚が見つかった養豚場の豚はすべて処分済みで、監視も強化しており、大流行の恐れはないと強調した。台湾大学獣医学系の賴秀穂名誉教授は、口蹄疫は人にはほとんど感染せず、豚肉を食べる場合はよく火を通せば問題ないと話している。