ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中台港ETF、上場を模索


ニュース 金融 作成日:2009年2月20日_記事番号:T00013509

中台港ETF、上場を模索

 
 台湾証券交易所(証券取引所)の許仁寿総経理は19日、上海で記者団に対し、5月に中国、香港の証券取引所関係者を台湾に招き、台湾、中国、香港を網羅する株価指数連動型上場投資信託(ETF)の設定に向けた検討を行う方針を明らかにした。20日付経済日報が伝えた。
 
 台湾証券交易所は5月15日に台湾で「ETFフォーラム」を開き、台湾、中国、香港の3市場の株価動向を示す「両岸三地指数」の設定について話し合う。同指数はETF上場を念頭に置いたものだ。
 
 許総経理は「指数は全体を網羅するものにするか、高配当銘柄を組み込むものにするかなど多くの方向性がある。指数設定後、ファンド会社にETFの設定を促せば、アジアのみならず全世界の投資家を呼び込める」と指摘した。
 
 許総経理はまた、中台による金融監督分野での覚書の早期締結に期待感を示し、覚書締結後には直ちに中国の適格国内機関投資家(QDII)による台湾株への投資上限を現在の3%から10%に引き上げることが可能で、将来的には台湾企業の中台同時上場、台湾のETFの中国での上場も可能になるとの認識を示した。