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台湾系建設各社、上海万博控え大型物件推進


ニュース 建設 作成日:2009年2月20日_記事番号:T00013514

台湾系建設各社、上海万博控え大型物件推進

 
 来年の上海万博を控え、台湾系の不動産開発会社は上海市内で相次いで大型物件の開発を進めている。中国政府が相次いで発表する内需拡大策も追い風となっている。20日付工商時報が伝えた。

 このうち、遠雄建設は同市静安区、徐匯区で高級住宅物件を開発しており、販売総額は30億人民元(約414億円)を超える見通しだ。年内にも発売を見込む。このうち、静安区南京西路の恒隆広場後方に建設中の「遠雄風華」第2期の販売単価は、2007年末に販売を終了した第1期の1平方フィート当たり2万5,000人民元を大きく上回る同6万元に設定された。上海の高級住宅価格が30%値下がりする中で、強気の設定として話題になっている。
 
 同社中国法人の李至春董事長は「24時間態勢で工事を急いでおり、一日も早く販売を開始したい」と述べた。

 一方、浦東地区の開発で実績がある湯臣集団も張江地区で2件の開発を進めており、20億元以上の販売を目指す。このうち、ゴルフ場リゾートの「湯臣湖庭」を3月末に発売する。

 このほか、遠雄、湯臣と並ぶ台湾系建設会社の華敏集団は、上海郊外の江蘇省昆山市や内陸部の四川省成都市での開発を拡大している。