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ヤゲオ、日本企業からの受注に意欲


ニュース 電子 作成日:2009年2月20日_記事番号:T00013523

ヤゲオ、日本企業からの受注に意欲

 
 受動部品最大手、国巨電子(ヤゲオ)は経営戦略を変更し、今年は受託生産に再参入する方針を固めたもようだ。現在、日本の村田製作所、TDK、太陽誘電などからの受注獲得に向け動いているようだが、国巨側は「市場のうわさにはコメントしない」として、確認を避けている。20日付経済日報が伝えた。

 国巨電子はコンデンサー、抵抗器などを自社ブランドで展開しており、受託生産は数年前に中止していた。しかし、電子業界の不況を受け、同社は経営戦略の見直しを迫られた格好だ。

 同社は1月に組織変更を実施し、受託生産受注に向けた担当部署を新設した。ターゲットは日本企業で、現在は認証獲得を進めている段階だという。市場では同社が積層セラミックコンデンサー(MLCC)の分野で日本企業のミドルエンド、ローエンド製品の生産を受注するとの見方が有力だ。ただ、日本企業も不景気で減産に追い込まれているところが多く、生産を外部委託するだけの需要がないのが現状で、先行きは不透明だ。