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群創の中型パネル出荷、今年は20〜30%増


ニュース 電子 作成日:2009年2月20日_記事番号:T00013526

群創の中型パネル出荷、今年は20〜30%増

 
 鴻海集団で液晶パネルおよび液晶モニターを生産する群創光電(イノルックス・ディスプレイ)は今年、パネル業では中小型およびノートパソコン(ノートPC)用パネルに注力する構えで、今年通年の中型パネル出荷枚数は、昨年より20~30%増加し、3,000万枚に上ると予測している。20日付工商時報が報じた。
 
 同社は昨年、世界最大の中型パネルサプライヤーとなったが、製品は携帯用DVDプレーヤーやデジタルフォトフレームが主となっていた。しかし今年は、ノートPC用13.3インチおよび15.4インチパネルを中心に米国からの受注が増加しており、今年から出荷が相次ぐ予定だ。
 
 また、新たに低価格ノートパソコン(ネットブック)向けの受注にも成功しており、第1四半期から域内ブランド向けに8.9インチパネルの出荷を開始している。同社では、今年のノートPC用パネルの出荷目標を当初の100万枚から300万枚に上方修正した。
 
 また建設中の第6世代工場は今年半ば、モニター用22インチワイド型パネルを中心に量産を開始する予定で、将来的には生産ラインの約30%を液晶テレビ向けパネルに充てる計画だ。
 
 一方モニター生産も、サムスン電子からの受注を獲得したため、今年は昨年を20~30%上回る3,600万~3,900万台の出荷となる見通しだ。