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奇景光電、IC設計2位に躍進


ニュース 電子 作成日:2009年2月20日_記事番号:T00013528

奇景光電、IC設計2位に躍進

 
 奇美集団傘下、IC設計の奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)が19日発表した2008年の売上高は8億3,280万米ドルだった。台湾元に換算すると、前年比9.3%減の273億台湾元(約746億円)で、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス、同261億元)を抜き、最大手の聯発科技(メディアテック、同904億元)に次ぐIC設計2位に躍り出た。20日付経済日報などが報じた。

 大型パネル向けドライバICを主力とする奇景光電は昨年、中小型パネル向けドライバICの売上比率を前年の15.5%から16.7%に、ドライバIC以外を前年の2.6%から5.1%に引き上げるなど、収入源の多角化を図った。

 呉炳昌同社執行長(CEO)によると、昨年第4四半期は売上高が前期比46%減の1億2,430万米ドル、純利益が400万米ドルと大きく落ち込んだ。一方、1月は前月比で大幅な増収となっており、2、3月もさらなる成長が期待できるという。また、第1四半期は、売上高、粗利益率、1株利益(EPS)いずれも前期と同水準が見込めるとしている。

 米ナスダックに上場している同社は19日、台湾証券交易所(証券取引所)と現在、台湾でも上場計画を検討していることを明らかにした。年内にも実現する可能性があるという。