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中龍の台中港投資計画、初期審査を通過


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年2月23日_記事番号:T00013557

中龍の台中港投資計画、初期審査を通過

 
 中国鋼鉄(CSC)傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)が台中港の埋め立て地「工業専業区2」で進める、熱延鋼板の生産ライン拡充や2基の埠頭(ふとう)建設などを含む投資計画が20日、交通部台中港務局の初期審査を通過した。21日付経済日報が報じた。
 
 同計画はBOT(建設・運営・譲渡)方式で進められ、投資総額は598億2,000万台湾元(約1,605億円)。熱延鋼板生産ラインは完成後、年産100万トン、売上高200億元以上を目指す。また中鋼は、台中港をグループの大型鉄鋼製品の生産および物流基地として位置付ける方針で、中鋼機械(チャイナ・スチール・マシナリー)などが使用する物流センターも設置する計画だ。
 
 台中港務局は、来年1月に着工できるよう、速やかに次の審査を進めるとしている。
 
Jパワーの発電所撤退
 
 一方、同じ用地で計画されていた日本の電源開発(Jパワー)と亜洲セメント(アジアセメント)による龍風火力発電所の建設については、中龍の計画が通過したことで正式に撤退が決まった。経済部能源局は今後6年以内の域内電力供給は十分であり、当面は民間に対し発電所建設を開放しない方針だとしている。