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台湾中油の高雄製油所、移転先に大林備蓄区検討【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年2月23日_記事番号:T00013558

台湾中油の高雄製油所、移転先に大林備蓄区検討【表】

 
 2015年までに移転させると政府が公約している、台湾中油の高雄製油所(高雄市楠梓区)の移転先として、高雄市大林埔の大林製油所の石油備蓄区に新プラントを設置する案が浮上しているもようだ。23日付経済日報が報じた。
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 台湾中油は、「大林備蓄区は150ヘクタールを有し、高雄製油所の現有生産能力を賄える規模の製油設備を収容できる」としており、「既存のオイルタンク180基は今後開発予定の高雄港洲際コンテナセンター内に移す」という計画を明らかにした。移転にかかる費用は1,000億台湾元(約2,680億円)を上回るとしている。

 台湾中油では、「(高雄製油所内の)石油・化学関連の生産は彰化県大城郷に移転し、製油設備はパイプラインや港湾などの条件から高雄にとどめる必要がある」としている。

 高雄製油所の移転計画では当初、高雄市小港区で造成が進む埋め立て地、「南星計画区」を移転先として予定していたが、大気汚染問題などを勘案した高雄市は、同地のボート製造業者への提供を決定していた。