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中台経済協定問題、海基会秘書長が蔡主席を強烈批判


ニュース その他分野 作成日:2009年2月24日_記事番号:T00013576

中台経済協定問題、海基会秘書長が蔡主席を強烈批判

 
 高孔廉・海峡交流基金会(海基会)秘書長は23日、蔡英文・民進党主席が中国との総合的経済協力協定の締結を目指す政府方針に反対していることに対し、「人民の生死をまったく顧みず、人々を誤導して失業問題をさらに深刻化させるばか者(混蛋)だ」と強く批判した。24日付中国時報が報じた。

 民進党など野党陣営からは、経済協定が中国の統一戦略に利用されることへの懸念と反発が相次いでいる。これに対し高秘書長は、「総合的経済協力協定は明らかに経済分野の話なのに、野党は意図的に政治と結び付けている。例えば欧州連合(EU)は世界で最も統合が進んでいるが、統一しただろうか?蔡主席は分かっていながらわざと民衆を誤った方向に導いている」と怒りを込めて批判した。

 なお、高秘書長は「ばか者」という言葉を使ったことには、後に謝罪声明を発表した。

 野党や海外メディアが経済協定と中台統一を関連付けていることに対しては、尹啓銘経済部長も同日、「全くの笑い話だ。台湾は中南米諸国と自由貿易協定(FTA)を結んでいるが、それらの国と統一しようとしているか?」と語り、批判を一蹴した。