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08年の大卒初任給、2.8%減の2万8861元【表】


ニュース その他分野 作成日:2009年2月24日_記事番号:T00013577

08年の大卒初任給、2.8%減の2万8861元【表】

 
 世界金融危機の影響による景気低迷が続く中、求人求職サイト、1111人力銀行が昨年同社のサイトで求職活動を行った23万件の資料を分析した結果、新入社員の初任給水準が、前年から軒並み後退したことが明らかとなった。学歴別では大学卒の減少幅が最大で、前年比約2.82%減の2万8,861台湾元(約7万8,700円)となった。24日付蘋果日報などが報じた。
 
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 このほか1111人力銀行の調査によると、専科学校(単科大学・高専に相当)卒以下の新卒者も初任給が前年比1~2%減となり、唯一大学院卒のみが2%台の増加を記録した。

 一方、産業別では建設・不動産業の減少幅が最も大きく、2007年は3万2,452元だった初任給の平均は08年、3万1,532元と1,000元近く目減りした。IT(情報技術)・ハイテク、貿易・物流、メディア・出版でも不景気の影響が顕著で、前年比約2%の減少となった。

 ただ、初任給が減らされる一方で、勤務歴3~7年の中堅社員の給与は前年比で2~3%増加している。業績への貢献度が高い社員に対する昇給は、引き続き行われていることがうかがえる。