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台湾元13日ぶり反発、「下落余地は限られる」


ニュース 金融 作成日:2009年2月24日_記事番号:T00013580

台湾元13日ぶり反発、「下落余地は限られる」

 
 23日の対米ドルの台湾元相場は13日ぶりに反発し、前営業日比0.18元高、米ドル安の1米ドル=34.628元で取引を終えた。前営業日まで12営業日連続の下落で、1米ドル=33.67元から34.808元まで1元以上も元安が進んでいた。為替市場関係者は、23日は1米ドル=34.68~34.7元付近で中央銀行の介入があったと指摘。「中央銀行は、これ以上の下落余地は少ないと考えている」との見方が出ている。24日付工商時報などが報じた。

 中央銀行の周阿定副総裁は、最近の元安によって、輸入業者からよく不満を訴える電話がかかってくると打ち明けた上で、「元安による輸入価格の高騰は最終的に輸出価格に跳ね返るため、輸出にとっても有利とは限らない」と強調した。こうした発言から、ある銀行の為替担当者は、「元安の下落余地は既に限定的になっている」と語った。24日正午時点の台湾元相場は、前営業日比0.07元安の1米ドル=34.697元となった。