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英RBS、ABNアムロ台湾を売却か


ニュース 金融 作成日:2009年2月24日_記事番号:T00013582

英RBS、ABNアムロ台湾を売却か

  
 経営再建中の英銀大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は、海外資産の売却検討を進めており、台湾ではABNアムロ(荷蘭銀行)が対象に含まれた。譲渡価格は少なくとも5億米ドルで、中国の金融機関が譲渡先候補に挙がっているもようだ。24日付工商時報が伝えた。
 
 RBSは先週、アジア資産の売却に向け、香港で担当者による会合を開くなど、積極的な動きを見せている。RBSは台湾、フィリピン、タイ、ベトナムなどの資産を売却候補に挙げ、アジア事業を香港、シンガポール、インドに集約する構想とされる。
 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の資料によれば、昨年末時点で荷蘭銀行の税引前損失は25億5,000万台湾元(約70億円)、純資産は18億4,700万元。クレジットカードの延滞比率は2.97%で、業界平均の1.59パーセントを上回っている。かつては同行の消費者向けローン部門は堅調だったが、金融危機以降の利ざや縮小で打撃を受けた。