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民進党の副総統候補、葉菊蘭氏に事実上決定


ニュース 政治 作成日:2007年7月6日_記事番号:T00001362

民進党の副総統候補、葉菊蘭氏に事実上決定

 
 来年の総統選挙で、謝長廷氏とペアを組む民進党の副総統候補者が、客家で女性の葉菊蘭氏に事実上決まった。

 同党の副総統候補には、葉氏か、党内予備選挙で謝氏と総統候補の座を争った蘇貞昌前行政院長の呼び声が高かったが、蘇氏は6日午前、記者団に対し「副総統候補になる気はない。全力で選挙を応援する」と明言。これによって現段階で葉氏以外の人選の可能性がなくなり、葉氏に正式決定する見通しとなった。なお、謝氏事務所の趙天麟スポークスマンは、「発表は来月」としている。
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 葉氏は1989年4月に、政治評論家の夫、鄭南榕氏が台湾独立を叫んで焼身自殺を遂げた事件を機に政界入り。民進党政権の成立後、交通部長や高雄代理市長などを歴任した。民進党は客家の支持層が薄いため、票の取り込みに最適の人物とされる。

 陳水扁総統は、自身に近い蘇氏を副総統候補に据えたい意思があったとされ、先月客家テレビに出演した際に葉氏をあまり評価しないニュアンスの発言をし、人選への介入姿勢をみせていた。しかし謝氏は5日、「副総統候補を決めるのは評論家でも新聞の社説でも総統でもない。他人には決めさせない」とクギを刺していた。