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作成日：2009年2月25日_記事番号：T00013631
エピスター、緊急受注で無給休暇取り消しへ
発光ダイオード（ＬＥＤ）大手、晶元光電（エピスター）は、液晶テレビやノートパソコン（ノートＰＣ）用バックライトなどの緊急受注に対応するため、近く青色ＬＥＤの生産ラインで無給休暇を取り消す。同ラインの生産能力利用率は１月の４割から現在８割以上まで回復しており、オフシーズンの４元系赤色ＬＥＤの生産ラインからも人員を調達する予定だ。25日付工商時報が伝えた。
エピスターによると、液晶テレビなどが末端市場で在庫補充に入ったほか、ノートＰＣやスマートフォンのバックライト、および特殊照明製品が好調で、需要と出荷がともに増加しているという。売上高への反映はやや遅れ、３月に２月比で増収となる見込みとしている。証券会社では、現在の稼働率を維持すれば、４月の売上高は正常な水準まで回復すると予測している。
ただ、現在の緊急受注はサムスンの液晶テレビ向けなど海外顧客からのもので、業界ではＬＥＤ産業そのものの回復はまだ見通せないという見方が有力だ。
