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プロモス転換社債、額面の20%で買い取りへ


ニュース 電子 作成日:2009年2月25日_記事番号:T00013632

プロモス転換社債、額面の20%で買い取りへ

 
 財務危機に陥っている中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)は24日、総額112億台湾元(約313億円)の転換社債が債務不履行に陥ったと正式に発表した。同社は社債保有者に対し、額面の20~26.5%で社債の公開買い付けを提示し、受け入れを呼び掛けている。25日付蘋果日報が伝えた。

 プロモスは社債保有者に対し、最低で額面の20%での買い取り額を提示している。債権者の受け入れ比率によって、買い取り額を上積みし、債権者の86%以上の賛成が得られれば、買い取り額を額面の26.5%まで引き上げる。公開買い付けの期限は3月21日。

 一方、債権者の79%以上の賛成が得られない場合や債権者がプロモスを債務不履行で提訴した場合には、債権銀行団は同社に対する30億元の追加融資を中止する。追加融資が得られなければ、プロモスの破綻(はたん)は確定的となる。

 債権者は提案を受け入れないまま、プロモスが破綻に追い込まれた場合、資金をまったく回収できない事態に陥る。このため、プロモス側は債権者が最終的に提案に応じることに期待を寄せている。