ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

プロモス債権団、560億元の融資返済1年繰り延べ


ニュース 電子 作成日:2009年2月26日_記事番号:T00013662

プロモス債権団、560億元の融資返済1年繰り延べ

 
 中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)は25日、同社が抱える銀行債務560億台湾元(約1,566億円)について、債権団が元金の返済期限を1年繰り延べることに同意したことを明らかにした。同社は総額112億元の転換社債が債務不履行に陥るなど、資金繰りに行き詰っていたが、債権団との交渉が土壇場で妥結し、債務返済圧力が当面緩和された。26日付工商時報が伝えた。

 同社は昨年12月に8億3,000万元の債務を返済できず、経済部中小企業処、中華民国銀行公会を通じ、債権団に債務繰り延べを求めていた。今年も192億元の融資が返済期限を迎える予定だった。

 同社の負債総額は1月末現在で859億元に達しているのに対し、手持ち現金は2億元しかなく、運転資金も賄えない状況に陥っていた。暴落していた同社株価は25日、債権団による返済繰り延べが決まったことを受け、12.5%急反発して引けた。