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陳前総統が公判で男泣き、「妻のもとに帰りたい」


ニュース 政治 作成日:2009年2月27日_記事番号:T00013667

陳前総統が公判で男泣き、「妻のもとに帰りたい」

 
 国務機密費横領や資金洗浄(マネーロンダリング)など4件の罪に問われている前総統の陳水扁被告に対する公判で26日、過去2日にわたり暴露戦術を繰り広げた陳被告は態度を一変させ、おえつを漏らしながら裁判長に保釈の許可を求めた。27日付蘋果日報が伝えた。

 陳被告は公判途中で3月末に拘置期限が満了することについて意見を求められた際、おえつ交じりに「看護士しか付き添う者のいない妻のことを思うと涙を禁じ得ない。彼女を一人残して逃げたりはしない」と30分にわたり語り続け、へりくだった態度で3人の裁判官に「何とぞ保釈を頂けるように」と訴えた。

 これに対し、検察側は「拘置となった原因は消滅していない上、拘置中も看守所の規則に違反して英フィナンシャル・タイムズのインタビューを受けたり、訴訟のために得た記録をメディアに流したりしている。保釈後にはさまざまな手段で他の証人の妨害を行う恐れもある」と反論した。

 蔡守訓裁判長は速やかに審議を行うとだけ述べ、閉廷した。その後、陳被告は再び手錠を掛けられ、台北看守所に収監された。